事例)表彰制度の一次審査、認証制度の生産性向上のカギ

mo4ma
04.02.25 12:41 PM - コメント
多くの表彰制度では、応募内容が一定のレベル以上にあるかどうかを一次審査で評価しています。また、認証制度では「健康経営度調査・健康経営優良法人認定」を代表格として、定められた基準を満たしているかどうかを評価し、認定の可否を判断しています。

両審査プロセスでは、これまで、応募(申請)書類をWordやExcelファイルの添付メールやアップロードによる提出、またはGoogle Formや専用Webフォーム等で受付け、その後に審査員が評点、集計しており生産性の向上が課題になっています。
このプロセスを、データ管理機能を持つWebシステムによりオンラインで応募(申請)を受付、予めWebシステムに設定した評点基準に基づき応募(申請)内容を自動採点、集計することで、審査精度の向上並びに集計時間の短縮から審査の生産性が飛躍的に高まります。

Award Forceの自動スコア機能は、応募内容のオンライン受付から自動採点、集計、そして評価基準のアップデートを容易に実現、表彰制度の一次審査、認証制度の生産性が飛躍的に高まります。

今回、Award Forceの自動スコア機能を活用したオンライン受付~自動採点~集計まで一連のプロセスの事例を作成しました。
事例作成に際して企業評価の10カテゴリー、50評価項目、1~5の重要度を評価基準(テンプレート)として定義、設定しました。

注)企業評価のカテゴリー、評価項目、重要度は、ChatGPTの回答をもとに編集作成(2025/1/30時点)

企業評価の10カテゴリー

評価カテゴリーは、成長性からイノベーション・競争優位性までの10カテゴリーで、最重要度5のカテゴリーは、成長性、収益性、財務状況、事業継続リスク、法令順守・ガバナンス、イノベーション・競争優位性です。

カテゴリー重要度評価理由
成長性 (Growth Potential)5長期的な競争力と市場シェア拡大の指標となるため、最重要カテゴリー
収益性 (Profitability)5企業の健全な経営と持続的成長に不可欠であり、投資家やステークホルダーにとっても最重要
研究開発力 (R&D Capability)4技術革新や競争優位性の源泉となるが、業界によって影響度が異なる
財務状況 (Financial Stability)5事業の安定性やリスク管理に直結し、倒産リスクを防ぐために極めて重要
生産性 (Productivity)4効率的な経営が利益率や競争力に影響するが、業界特性による差も大きい
従業員満足 (Employee Satisfaction)4長期的な企業の成長やブランド力に影響するが、短期的には収益ほどの影響はない
事業継続リスク (Business Continuity Risk)5災害や市場変化に対する耐性は、企業の存続に直結するため極めて重要
法令順守・ガバナンス (Compliance & Governance)5法令違反は企業の存続を揺るがすリスクがあり、投資家・消費者の信頼にも関わるため最重要
ブランド・市場評価 (Brand & Market Reputation)4企業の競争力や顧客ロイヤルティを左右するが、短期的には直接の収益には直結しにくい
イノベーション・競争優位性 (Innovation & Competitive Advantage)5企業が市場で生き残るために不可欠な要素であり、持続的成長を支える

評価カテゴリー別50評価項目

50評価項目は、ChatGPTで100評価項目をリストアップした後に、各カテゴリーで重要度の高い項目を5項目選択しました。
評価は、評価項目に応じて達成率や充足度を定量/定性的な選択肢から回答する形式としました。
評点は、予め選択肢ごとに重要度を最高点として評点を設定し、自動採点、集計する形式としました。

例:成長性>「売上成長率」評価の場合(定量的選択肢)

 成長率の選択肢 20%以上 10%~20%未満 10%未満
 重要度評点 5 4 3
 カテゴリー総合重要度評点 25(5x5) 20(5x4) 15(5x3)

例:研究開発力>「競争力のある技術の開発力」評価の場合(リッカート尺度の選択肢)

技術の開発力の選択肢 とても高いやや高い どちらでもない やや低い とても低い
 重要度評点 5 4 3 2 1
 カテゴリー総合重要度評点 25(5x5) 20(5x4) 15(5x3) 10(5x2) 5(5x1)

【オンライン応募画面】

上記の例に倣い以下の50評価項目ごとに選択肢と評点を設定することで、企業評価の自動採点、集計が可能となります。
注)過年度評価を要する評価項目の設定や業種別の選択肢の設定も可能です。

企業評価の10カテゴリー、50評価項目リスト(一部)

「企業評価の10カテゴリー、50評価項目リスト(全部)PDF」はこちら

リストをご覧頂くとお分かりの通り、各カテゴリー、評価項目の評点、並びに選択肢によって採点結果は異なってきます。そのため、これらは一次審査や認証等の目的に応じて慎重に設計される必要があります。

審査評価の生産性向上、ブランドコミュニケーションのポイント
  • 自動採点、集計結果に違和感がある場合、スコアリング機能を利用して評価項目、評点基準のシミュレーションテストを行い、評価項目、評点基準を適正化
  • 社会や市場の変化、時代の要請に応じて応募(申請)内容の評価基準を常にアップデート
  • 審査結果のフィードバックによるアワードエクスペリエンスの向上、リピート応募の促進
  • 応募(申請)者に応じた応募の有料化
2/28まで、シンプルプロトタイピングサービスを利用して、当事例の個別オンラインデモ、並びZoomミーティング(Peatix:2/5告知掲載 )を開催します。お気軽にご参加ください。
ご参加に際して、事前にシンプルプロトタイピングWebサイトの「ポートフォリオ評価/認証制度」に(仮)応募頂ければより理解を深めて頂けます。
【デモ概要】

日時:随時開催 ※予約システムより日時をご指定ください。

タイムテーブル(45分)予定

  • 5分 Award of、Award Forceのご紹介
  • 15分 「事例)表彰制度の一次審査、認証制度におけるオンライン受付、自動採点、集計」デモ ※Award Force自動スコア機能活用
  • 15分 応募~審査~表彰各プロセスAward Force主要機能のご紹介
  • 10分 QA 例)Q:応募を増やす方法
【Zoomミーティング概要】

※詳細はPeatixをご覧ください。(2/5告知掲載)

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

Award of サクセスチーム 武道 誠芳 [email protected]

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